医療法人社団 グルコピア日立|内科・糖尿病内科・甲状腺内科

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甲状腺について

甲状腺ホルモンの働き
甲状腺とは?
甲状腺は、体の新陳代謝を盛んにするホルモンを作る臓器で、くびの前方、のどぼとけのすぐ下にあります。大きさは、縦4cmほどで、重さが18g前後です。普段はくびを触ってもわかりませんが、少しでも腫れてくると手で触ることができます。
この甲状腺は重要な役割を持っており、全身の発育を促進し、新陳代謝を調節したり盛んにしたりする甲状腺ホルモンを作っています。活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンなのです。

こんな症状ありませんか?

症状イメージ
  •  だるい、疲れやすい
  •  他の人より“暑がり”“寒がり”だ
  •  脈が速く、動悸がする
  •  まぶた、手足がつる
  •  首が腫れている、腫れてきた
  •  皮膚が荒れて、乾燥しやすい
  •  声がかすれる、声が出にくい
  •  髪の毛が抜け始めた
  •  字を書くとき手が震える
  •  食べ過ぎても太らない
  •  少し食べても太りやすい
  • 8項目以上あてはまる方は

    甲状腺に関する病気

    甲状腺ホルモンの異常による病気は20代から40代の女性にたいへん多く、7人に1人はなんらかの異常をもっていると言われています。

    全身に様々な症状が現れ「いつも調子が悪い状態」になり生活に支障が出ますが、どこが甲状腺の病気を疑って検査すればすぐ診断することができます。治療で楽になりますが、気づかずに苦しんでいる人が多いようです。悪いのかわからないため不調を理解してもらえないこともよくあります。

    甲状腺の病気を疑って検査すればすぐ診断することができます。治療で楽になりますが、気づかずに苦しんでいる人が多いようです。

    甲状腺機能亢進症・甲状腺機能低下症
    甲状腺に関する病気には次のものがあります
    甲状腺機能亢進症
    ・バセドウ病
    ・無痛性甲状腺炎
    ・亜急性甲状腺炎
    ・機能性甲状腺腫
    甲状腺ホルモンが多量に分泌されるため、全身の細胞の新陳代謝が異常に高まる病気です。代表的なものとしてバセドウ病があります。
    【症状】動悸(心臓がどきどきする)、頻拍(心拍数が多い)、汗かき、湿った皮膚、たくさん食べるのにやせる、手の指が震える、疲れ易い、暑がり、イライラして落ち着きがない、軟便・下痢傾向、不眠症などがあります。月経過少、無月経にもなりやすい。 頻脈が続くと、脈が乱れ、さらに心不全を起こすことがあります。 また、眼球突出や眼光が鋭くなるなどは有名な症状です。 骨粗鬆症にもなりやすくなります。
    甲状腺機能低下症
    ・先天性甲状腺機能低下症(クレチン病)
    ・慢性甲状腺炎(橋本病)
    甲状腺機能低下症には先天性のものと後天性のものがあります。
    先天性甲状腺機能低下症 → クレチン病
    【症状】元気がない、疲れやすい、脱力感、寒がり、足がむくむな、体重増加、食欲低下、便秘などがあります。
    <橋本病>慢性甲状腺炎。橋本病は甲状腺ホルモンが減少する病気です。また、ホルモンが一時的に甲状腺からもれ出ることがあります。(無痛性甲状腺炎)
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