指導科だより
19.糖尿病と眼の合併症
糖尿病の合併症には、眼の合併症、糖尿病性網膜症があります。
糖尿病になってから、平均7~8年して、じわじわと発症し、2型糖尿病では、糖尿病とわかった時には、すでに網膜症が進んでいることがあります。
糖尿病性網膜症は、失明原因の上位を占めています。1年間に約3500人の糖尿病患者さんが失明していると言われています。
糖尿病になってから、平均7~8年して、じわじわと発症し、2型糖尿病では、糖尿病とわかった時には、すでに網膜症が進んでいることがあります。
糖尿病性網膜症は、失明原因の上位を占めています。1年間に約3500人の糖尿病患者さんが失明していると言われています。
糖尿病網膜症とは
正常な網膜 | 単純網膜症 | 前増殖網膜症 | 増殖網膜症 | |
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網膜の進行の様子 | ||||
眼底所見 | ― | ①点状出血 ②硬性白斑(脂肪や蛋白質の沈着) ③毛細血管瑠 |
①軟性白斑(血管が詰まりが出来る) ②静脈の異常 |
①新生血管 ②硝子体出血/網膜剥離 |
自覚症状の有無 | ― | なし | ほとんどなし | あり 視野に黒い影 視力低下 |
受診間隔の目安 | 年1回 | 3~6ヶ月ごと | 1~2ヶ月ごと | 2週間~1ヶ月ごと |
糖尿病を悪化させず、網膜症にならない為には
生活習慣を守り、定期的に眼科に受診しましょう